こんにちはPayPay払いでおなじみことペイです。
悩み
・雑談したいけど、気の利いた雑談ができない
・何を話したらいいか分からない
・きっかけが分からず黙り込んでしまう
こういった疑問にお答えします。
記事の内容
記事の内容
1. 聞き上手になろう
2. 「トゥー・クエッション・テクニック」を使おう
3. 「会話スターター」を使おう
4. まとめ
僕自身も、雑談のきっかけが掴めずいつも、「まっいっか」と黙り込んでしまい、いつも雑談を避けていました。
しかし、この方法を使ってから雑談がスムーズに始められるようになり、楽しく雑談ができるようになりました。
1. 聞き上手になろう

結果から申し上げると、「話し方において一番大切なことは、聞くことである」です。
「ちょっと、待って!?私は聞き方ではなくて雑談の話し方についてしりたいの」
と思ったあなた。
そうです。本記事は話し方の記事です。なのに、なぜ、聞き方が重要だと言うのか?
人は誰しも自分の事に関心を持ってほしいと思っており、認めてほしいと考えているからです。
想像してみて下さい。
みんなで写った集合写真で真っ先に見るのは、何でしょうか?
そうです。自分の顔です。
集合写真が手元に届いて、他人に顔を確認する人は滅多にいません。まず自分です。
つまり、一番興味がある「相手自身」のことを主役にすれば、自然に相手の感情は高まっていく。
「自分を主役にしてくれるあなた自身に事を好きになる」、とう事です。
「人は自分に深い関心を寄せてくれる人を好きになる」という事です。
何を話したらいいか分からないのは、相手の事が分からないからです。
つまり、相手に話してもらえば話してもらうほど、相手の事を知れば知るほど、何を話せばいいのかが見えてきます。
これは私たち全員が経験しています。新しく出会う人よりも、昔からの友人の方が話やすいですし、自分の伝えたいこともうまく伝わるはずです。
「口は1つ、耳は2つ」といわれているように、耳の数は口の倍もあるので、まずは「聞く」ことに集中しましょう。
2. 「トゥー・クエッション・テクニック」を使おう

ここまでで「聞く」ことの大切さは分かって頂けたと思います。
それでは、実際にどのように「聞く」を意識したうえで、どのような会話をしていけばよいのかご紹介していこうと思います。
最初に身につけて欲しいテクニックとして「トゥー・クエッション・テクニック」があります。
これは、ダニエル・カーネマン博士に実験から導き出した親密度を高める会話のテクニックです。
やり方は簡単。雑談の序盤に、次の2つの質問をするだけです。
1. 最近の出来事について尋ねる
(ポジティブなものでも、ネガティブなものでも構いません)
2. その出来事によって、どんな感情になったかを尋ねる
カーネマン博士の実験によると、この2つのステップを踏むだけで、エピソードを話した相手の幸福度が上がり、聞き手への親近感が増すことが分かっています。
なぜ、この2つの問いかけにそれぞれだかの効果があるかというと、感情を込めて自分に起きたエピソードについて話し、聞いてもらうという行為が脳を興奮させるからです。
つまり、雑談の序盤で話相手の「感情」を引き出しやすい問いを投げかけ、気持ちよく話してもらうだけで、あなたへの好感は増していくのです。
3. 「会話スターター」

「トゥー・クエッション・テクニック」は誰もが手軽に使える「話し相手の感情を引き出す仕組み」として優れています。
ただ、使い慣れるまでには、雑談の始まるとなる会話をどう切り出し、どのタイミングで相手の感情を動かう問いかけをするのか戸惑うものです。「実際に雑談の中でどう使えばいいかわからない」と考える人の方が多いでしょう。
わかります…!実際に僕も悩みました…
しかし、ご安心ください。科学的に証明された「会話スターター」で雑談を始めれば、スムーズに会話が滑り出し、いい流れで「トゥー・クエッション・テクニック」を使う事ができ、話し相手に好印象を残すことが出来るのです。
「会話スターター」について研究を行ったのが、世界的な国際支援団体のメルシー・コープです。
この研究では、男女でペアを組んでもらい、3分間の雑談をするという会話実験が行われました。
ここでは、実際に雑談が盛り上がった会話スターターランキングトップ3を
紹介していこうと思います。
- 雑談が盛り上がりやすい会話スターターランキング
第3位
「最近、何かわくわくするよな出来事はありましたか?」
自分が何に対して面白いと感じるのか、どんな出来事を評価するのかなど、私たちは自分の持っている価値基準に基づいて話すのを好みます。
ですから、「最近、観て楽しかった映画や参加してよかったイベント、読んでわくわくするような本を教えてください」といった問いかけは、スムーズな雑談に繋がる会話スターターとなるのです。
第2位
「あなたが熱心に取り組んでいる活動は何ですか?」
趣味やボランティア、仕事、子育てなど、熱心に取り組んでいる活動が何であれ、その取り組みについて話すとき、私たちは自分の思いや考えを言葉にすることになります。これは心理学で「自己開示」と呼ばれるやり取りで、人はプライベートな話を打ち明ける自己開示が進めば進むほど、話相手との人間関係も深まっていきます。
聞き方は、「あなたが熱心に取り組んでいる活動はありますか?」「最近、ハマっていることはありますか?」「最近、何か熱いことはありますか?」でもいいでしょう。
大切なのは、熱心に取り組んでいる姿勢や理由を掘り下げていくことです。
第1位
「今日、何かいいことありました?」
メルシー・コープの実験では2位と3位に圧倒的な差をつけて1位となった
会話スターターになります。
考えてみると、初めて会ったペアが交わす最初の話題として2位と3位の会話スターターは、
少し相手のプライベートに踏み込みすぎです。
その点で、「今日、何かいいいことありました?」は聞く側も、答える側も気軽です。
「いいこと」とポジティブな面にフォーカスしていることで、明るい話題が出やすいですし、
「今日」のことですからパッと思い返すことが出来ます。
大事なことは、会話スターターで投げかけた問いに話し相手が答えてくれたとき、語られたエピソードや出来事をアンケートのように聞き取るのではなく、そこから相手の感情を引き出す次の質問に繋げていくことです。
例えば、相手が「いい事と言えば、僕は猫を飼っているんですけれどね。今朝も起きたら、足元にくるんと丸まって眠っていて、起き抜けからニヤニヤでした」といい事を話してくれたら、
「猫を飼っているんですかー。お名前は?」と、膨らませていくだけで、いい雰囲気で話題が広がっていきます。
上位に入った会話スターターは、自然と「トゥー・クエッション・テクニック」の2つの要素
「最近の出来事について尋ねる」「その出来事によって、どんな感情になったかを尋ねる」
に繋がりやすい問いかけになっています。
裏を返せば、相手の感情や価値観を引き出しやすい問いだからこそ、上位の会話スターターとなっているのです。
4. まとめ
雑談したいけど気の利いた雑談なんていりません。ここで紹介した「会話スターター」を使って相手の感情を動かすことだけを意識してみて下さい。そうすれば自然と雑談が弾み楽しいものとなるでしょう。
慣れてきたら、自分なりにアレンジした「会話スターター」を使うことによって、より雑談に深みが出るのでどんどんアレンジしていきましょう。
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